教育への不思議1
まず、当サイトを作った主な原因となった教育業界への不思議に関してです。中でも「成績」に関して私は、学生のころから、疑問を抱いてきました。 都道府県によって、様々な成績の状況があると思います。そのため、私が現在住んでいる地域での学校教育現場での成績に関して、疑問に抱いたことを紹介したいと思います。
中学校での成績は高校進学に大きな意味を持っています。それは「内申点」として入学試験を受ける前のアドバンテージになるからです。そのため、すこしでも良い成績を得ようと生徒だけでなく、保護者も興味を持っています。基本的にこの成績は、各学期末に渡される通知表を下に計算し、内申点を知ることができます。
そして、この通知表の数字は公平性に欠けます。なぜなら、それぞれの学校で評定(通知表での各評価=5段階が多い)の割合が決められいるからです。
どういうことかというと、A学校で80点で5の評定をもらうことがある一方で、B学校では85点で4の評定になることがあるのです。同じテストを実施することがないので簡単に比較することはできませんが、それぞれの学校の学習のレベルによって評定の差がうまれるということです。
上記の場合、A学校は学力が低く、B学校では学力が高いので、5の評定の人数の上限となるテストの点数が異なってきます。そのため、B学校の生徒がA学校へ転校した場合、評定が5になることがあるということです。また、同様に、A学校の生徒がB学校に転校した場合は評定が4に下がることがあるということです。
要は、地域によって学習能力の差があるため、各学校での評定の差が生まれてくるということです。そのため、他校では優秀な成績になるけれども、自校では、成績優秀者が多いため望ましくない成績になってしまう生徒が出てくるということです。
最近では、この人数の割合に関する規定の文章は削除されたようですが、未だに暗黙のルールとして残っているようです。個人的には、不公平感のある成績でアドバンテージを作るのではなく、入学試験一発勝負のほうがいろいろ納得できるでしょうし、教員の業務改善にもつながると思うのですが、どういった狙いがあるのでしょうね。